歯医者の初診料はどのくらい?治療費の相場とともに解説
「歯医者の初診料はいくらくらいかかるの?」
「歯科治療にかかる費用の内訳が知りたい!」
「治療費用を抑えるためにはどうしたらいいの?」
このような疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか。
歯医者では、治療費のほかに初診料や再診料が請求されます。
初診料は同じで歯医者に通院していても、繰り返し請求される場合があることをご存知でしょうか。
ここからは、初診料や再診料の詳細や具体的な金額、治療にかかる費用を紹介します。
歯医者の初診料ってなに?
歯医者の初診料とは、はじめて歯医者を受診したときにかかる料金です。
この初診料は病気ごとに発生するため、虫歯治療で来院したあと親知らずで来院したときにも発生します。
もし、虫歯治療の途中で親知らずの相談をした場合は、親知らずの治療を行うときに初診料を支払う仕組みです。
お会計のときに混乱しないように、念頭に置いておきましょう。
再診料との違い
再診料とは、2度目以降の治療時に支払う料金です。
そのため、虫歯治療が1回で済んでしまった場合は、再診料がかかることはありません。
再診料は厚生労働省で定められており、令和4年12月現在で560円です。
健康保険に加入している人は3割負担となるため、実際に支払う金額は168円になります。
関連記事:歯医者の選び方とコツとは?注意すべきポイントもチェック
歯医者の初診料の金額
初診料の金額も厚生労働省で決まっており、令和4年12月現在で2,640円です。
健康保険に加入している人は3割負担となり、実際に支払う金額は792円になります。
同じ病気の来院でも、前回の来院から3ヶ月空いた場合は再度初診料がかかる歯医者がほとんどです。
毎回初診料を払っているなと思った人は、来院のペースを見直してみてください。
歯科治療にかかる費用と内訳
ここからは、歯科治療にかかる費用と内訳を紹介します。
それぞれの治療にかかる費用は以下の通りです。
治療内容 | 費用 | 診療 |
虫歯治療 | 初期:1,500~3,000円
中期:2,000~10,000円 末期:7,000~20,000円 |
保険診療 |
抜歯 | 1,430円 | 保険診療 |
インプラント治療 | 30~50万円 | 自由診療 |
矯正治療 | 60~100万円 | 自由診療 |
クリーニング | 3,000円 | 保険診療 |
詳しく紹介していきます。
虫歯治療
虫歯治療は1,500〜20,000円と虫歯の進行状況によって値段が変わります。
診療は保険が適用されるのでそこまで高額になることはありませんが、初期の段階で治療を行ったほうが痛みも金額も少ないためおすすめです。
ここからは、進行状況別に料金を説明していきます。
- 初期
- 中期
- 末期
それぞれ、進行状況別に見ていきましょう。
関連記事:虫歯治療にかかる費用はどれくらい?自由診療の場合も解説
初期
初期段階の治療費は1,500〜3,000円です。
初期段階とは、歯の表面のエナメル質が溶けて少量の虫歯がある状態を指します。
この状態であれば、フッ素を塗布するか、少量歯を削ってレジンで埋めて治療は完了です。
麻酔も利用せずに完了するため、治療費は少額で済むでしょう。
中期
中期段階の治療費は2,000〜10,000円です。
中期段階とは、虫歯がエナメル質より内部にある象牙質にまで進行している状態を指します。
この状態だと、麻酔を使い歯を削ってレジンを詰めたり銀歯を被せたりして治療は完了です。
詰めるものの種類や被せ物の種類によって料金が左右します。
末期
末期段階の治療費は7,000〜20,000円です。
末期段階とは、虫歯が象牙質の奥にある神経にまで到達している状態を指します。
この状態だと痛みが強く、治療を数回に分けて行うケースがほとんどです。
麻酔を使って神経を抜き、中の清掃を数回に分けて行い、被せ物をする治療を行います。
歯の強度が弱い場合は、土台を入れる場合もあるため、治療内容によって高額になりがちです。
抜歯
親知らずなどの抜歯の治療費は1,430円です。
抜歯は歯の場所によって値段が変わります。
前歯 | 470円 |
奥歯 | 800円 |
親知らず | 1,430円 |
抜きにくい親知らず | 3,520円 |
抜歯は保険診療のため少額での治療が可能です。
しかし、治療費にくわえてレントゲン代や麻酔代、痛み止めといった薬代もかかることを念頭に置いておきましょう。
インプラント治療
インプラント治療の治療費は30〜50万円です。
インプラント治療は自由診療のため、高額になりやすい傾向があります。
この料金はインプラント1本の値段です。
そのため、1回の手術で数本インプラントに変える場合はインプラント1本につき5〜20万円プラスでかかります。
矯正治療
矯正治療の治療費は60〜100万円です。
矯正治療も自由診療のため、高額になりやすい傾向があります。
また、矯正のために抜歯を行ったり定期的な受診や調整料金が加算されるとさらに高額になるでしょう。
関連記事:歯列矯正にかかる費用はどのくらい?安くするポイントも紹介
クリーニング
クリーニングにかかる費用は3,000円です。
クリーニングでは歯石の除去や、歯面の清掃を行うため保険診療が利用できます。
自由診療のクリーニングもあり、治療内容は自分では取りきることができない歯垢や軽い着色汚れの除去です。
費用は、5,000〜20,000円程度のため、定期的に利用することでお手軽に清潔な歯を維持できるでしょう。
治療費用を抑える方法
治療費を抑えるための方法は、以下のように3つあります。
- 自己判断で治療を中断しない
- 虫歯にならないように定期通院する
- 保険診療を選択する
歯科治療は自身の判断で中断しないようにしましょう。
治療を中断してしまうと、次回受診したときに初診料がかかってしまいます。
さらに、虫歯にならないために定期通院することで、治療費を最小限に抑えられるでしょう。
また、治療を行う際に自由診療ではなく、保険診療を選択することで治療費を抑えることができます。
クリニックに行く際の持ち物
クリニックに行くときは、以下のものを忘れないように持参しましょう。
- 診察券
- 保険証
- お薬手帳
- 他院からの紹介状※あれば
- 義歯やかぶせ物※あれば
とくに、保険証は忘れないようにしましょう。
保険証がないと保険診療を受けられない可能性があります。
歯医者の初診料は保険適用で安くなる
初診料の料金や治療費の相場を紹介しました。
歯医者は大人も子供も苦手な人が多いため、定期的に通えていない人もいるのではないでしょうか。
しかし、歯医者は定期的に通ったほうが虫歯になるリスクが減り、結果的に治療費を最小限に抑えることができます。
さらに、定期的に通うことで初診料の節約も可能です。
健康的な歯を手に入れるためにも歯医者には定期的に通いましょう。
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