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歯がボロボロになったら歯医者へ|治療法について詳しく解説
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歯がボロボロになったら歯医者へ|治療法について詳しく解説

歯がボロボロになると、日常生活に影響が出てしまうため早急な対応が求められます。この記事では、歯がダメージを受けた時にどのような治療が可能か、また、歯医者を訪れることへのためらいやその理由を説明しています。

 

さらに、歯医者選びのポイントや、治療に関する一般的な質問も紹介。「歯がボロボロになってしまい悩んでいる」「すでに生活に支障をきたしている」といった方は、ぜひ最後までご覧ください。

歯がボロボロになってしまった場合はなるべく早く歯医者へ

歯がボロボロになってしまった場合、なるべく早く歯医者を訪れることが重要です。虫歯は自然治癒することがなく、放置するほど徐々に進行し、最終的には大きな痛みや腫れとなって現れます。

 

歯医者の受診を先延ばしにすればするほど、治療が困難になり、本来ならば温存できたはずの歯を失うリスクも高まります。早期発見・早期治療は、虫歯が引き起こす痛みや合併症を最小限に抑え、歯を守る上でも大切なのです。

 

治療を受けることに恐怖や不安を感じるかもしれませんが、現代の歯科治療は痛みを抑えたり、患者さんの心理的な負担を考慮するなど、快適なものへと進化しています。ですから、少しでも異変を感じたら、歯医者に行くようにしましょう。

 

関連記事:歯がボロボロなのに歯医者に行けない|リスクや知っておきたいこと

歯がボロボロになってしまった場合の治療法

歯がボロボロになってしまった場合の治療法について解説していきます。歯の治療については、状態によって大きく2パターンに分かれます。

【歯の状態】

  • 抜歯せずに治療できる場合
  • 抜歯が必要な場合

まずは抜歯せずに治療できる場合について見ていきましょう。

抜歯せずに治療できる場合

抜歯せずに治療できる場合は、主に以下3つの方法から、適切な治療法を選択します。

【治療法】

  • 詰め物を用いた治療
  • 被せ物を用いた治療
  • 根管治療

それぞれどのような特徴があるのか解説していきます。

詰め物を用いた治療

歯がボロボロになった時、抜歯を避けて治療する方法としてまず考えられるのは、詰め物を用いた治療です。虫歯によって損傷した部分を清掃した後、樹脂や金属などで穴を埋め、歯の形と機能を回復させます。虫歯が比較的浅い場合に適しています

 

また、詰め物にはいくつか種類があり、保険適用と自由診療のものがあります。

【詰め物】

  • 銀歯
  • コンポジットレジン
  • ゴールド
  • セラミック
  • ジルコニア

銀歯は保険適用が可能であるため、費用が抑えられます。強度が優れているため、特に奥歯の治療に使用されます。一方で、金属アレルギーの方には不向きであり、見た目の面から前歯などの目立つ部位には適していません。

 

コンポジットレジンは白色のプラスチック素材であり、保険適用の範囲内で使用可能です。歯になじむ色合いで審美性が高いため、前歯の治療に適していますが、硬いものに弱いというデメリットがあります。

 

ゴールドは耐久性に優れており、長期にわたる安定感が特徴です。しかし、保険適用外であるため、費用が高額になることもあります。また、金属特有の色合いで、見た目を重視する場合には適さないこともあります。

 

セラミックは自然な見た目で審美性が高く、ツルツルした表面が汚れを付着しにくくするため、虫歯予防にも有効です。しかし、強い力に弱いため、噛む力の強い人や、噛み合わせに問題がある人には不向きです。

 

ジルコニアは非常に高い強度を誇る素材で、セラミックの一種として自然な見た目が特徴。強度が強いため、奥歯にも使用できるメリットがあります。また、金属アレルギーの心配がないため安心して使用できますが、治療費が高額になるという点がデメリットです。

被せ物を用いた治療

深い虫歯の場合、神経を取って被せ物を用いた治療が行われます。根部分の治療後、歯を削り、型取りして作製された銀歯やセラミックの被せ物を歯に固定し、歯の外観と機能を保ちます。

 

被せ物の種類は、以下の6つが一般的です。

【被せ物】

  • 銀歯
  • 硬質レジン前装冠
  • CAD/CAM
  • セラミック
  • ジルコニア
  • ゴールド

保険適用可能な銀歯は経済的であり、耐久性が高いため奥歯など見えにくい部分への使用に適しています。一方で、金属アレルギーの方や審美性を求める場合には向いていません。

 

硬質レジン前装冠は保険適用が可能で、歯の見た目に近い表面を持ちながらも金属裏打ちによる強度を兼ね備えています。しかし、前歯以外では保険適用外になるため、奥歯の被せ物は自由診療となります。

 

CAD/CAM技術を用いた被せ物は、ハイブリッドレジンとセラミックの組み合わせで、耐久性と審美性を兼ね備えています。一部保険適用の範囲が拡大していますが、全ての歯に適用されるわけではないため、自費治療となる場合もあります。

 

セラミックは、自然な白さと透明感が特徴で、審美性に優れた被せ物です。一方で、衝撃に弱く自由診療になるため、コストが高くなります

 

ジルコニアは、セラミックの一種として天然歯に近い見た目を持ちながら、耐久性も高い素材です。しかし、自由診療であるため費用が高くなります。

 

ゴールドは耐久性と生体適合性に優れているものの、高価であり、光沢が目立つため審美性は欠けるでしょう。また、金価格の変動により、費用が変わる点も考慮する必要があります。

根管治療

根管治療は、歯の内部にある「根管」と呼ばれる部分に対する処置を行う治療法です。根管内には歯髄が存在し、この部分には神経や血管が集まり、歯に栄養を供給しています。虫歯が進行し、歯髄にまで細菌が侵入すると、激しい痛みや腫れなどの症状が現れ、放置すれば歯自体や周囲の骨が破壊されるリスクがあります。

 

根管治療の目的は、歯髄内の感染した組織や細菌を完全に取り除き、さらなる感染の拡大を防ぐことにあります。

 

また、虫歯の進行度合いにより、根管治療の必要性が変わってきます。初期の段階であるC1(エナメル質の虫歯)やC2(象牙質の虫歯)の際は、通常の虫歯治療で対応が可能です。

 

C3(神経まで到達した虫歯)とC4(歯冠が破壊した虫歯)になると、根管治療が必要になります。

 

関連記事:根管治療とは?費用の相場や安く治療を受けるポイントを解説

抜歯が必要な場合

虫歯が進行し、歯が大きく損傷してしまった場合、抜歯が避けられない状況になることもあります。抜歯後の空間を補うための治療法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つがあり、それぞれに特徴があります。

【治療法】

  • 入れ歯
  • ブリッジ
  • インプラント

3つの治療法について見ていきましょう。

入れ歯

入れ歯は、全ての歯が失われた場合の総入れ歯と、一部の歯が失われた場合の部分入れ歯があります。保険が適用されるタイプは、プラスチック製であるため違和感が大きく、温度感覚が鈍るデメリットがあります。

 

自由診療では、より自然で快適な金属床を使用した入れ歯が選べますが、費用は高くなります。部分入れ歯の場合、金属のバネを使用すると目立つため、歯肉色のレジンで安定させることも可能ですが、この場合も自由診療となります。

ブリッジ

ブリッジは、隣接する歯を利用し、失われた歯の部分を補う治療法です。ブリッジを支えるために隣の歯を削る必要があるため、健康な歯を犠牲にすることが懸念されますが、違和感が少なく比較的手軽に行えるのがメリットです。

インプラント

インプラントは、チタン製の人工歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける最も自然に近い治療法です。非常に強固で長期間の使用が見込めますが、高額な治療費と長い治療期間、手術が必要となる点がデメリットです。

 

しかし、インプラントは食べ物をしっかりと噛むことができるため、食事の質を重視する方にはおすすめの選択となります。

 

関連記事:歯がボロボロになったら歯医者へ|治療法について詳しく解説

歯がボロボロなのに歯医者に行かない理由

歯がボロボロなのに、歯医者に行かない理由として以下の4つが考えられます。

【理由】

  • 治療費がかかりそうだから
  • 通う時間がないから
  • 歯を見せるのが恥ずかしいから
  • 治療に対して恐怖を感じるから

歯医者に行くことを躊躇しなくていい理由とともに解説していきます。

治療費がかかりそうだから

歯がボロボロになり、歯医者に行くことを躊躇する大きな理由として、治療にかかる費用が心配だからです。特に歯が大きく損傷していると、高額な治療費がかかるのではないかと不安になりがちですが、歯医者では初診時に検査を行った後、治療計画とそれに伴う概算費用を提示してくれます。

 

保険適用の範囲内で治療を行うことも可能ですし、必要なら医療費控除などを活用する方法もあります。初診の際に、治療費について医師に素直に相談してみましょう。

通う時間がないから

歯医者に通う時間がないといった問題もあります。しかし、多くの歯科医では患者さんのスケジュールに合わせて柔軟に対応してくれます。忙しい方のために土日や夜間診療を行っているクリニックも増えていますので、まずは相談してみることが大切です。

 

関連記事:虫歯治療は 1日で終わるもの?2日以上かかる理由と新しい治療方法

歯を見せるのが恥ずかしいから

ボロボロの歯を人に見せるのが恥ずかしいといった気持ちも、歯医者に行かない大きな理由です。歯医者によっては、女性歯科医による治療とカウンセリング、個室での対応を行っている場合もあります。

 

患者さんの心理的な負担を減らすための配慮は、以前に比べ増えているでしょう。歯医者のウェブサイトや口コミを事前にチェックすることで、自分に合ったクリニックを見つけましょう。

治療に対して恐怖を感じるから

歯がボロボロであるため、治療に対して恐怖感を感じている方も多いはずです。歯医者は患者さんの状況に合わせて、適切な治療法を提案するよう努めています。また、現代の歯科治療は、患者さんの不安を軽減するための工夫が多く取り入れられています。

 

例えば、痛みを最小限に抑えるための麻酔技術、患者さんの心理的な負担を減らすカウンセリングなどが挙げられるでしょう。

 

ですので、歯がボロボロになったからといって、歯医者に行くことを諦める必要はありません。不安や疑問は、歯科医師とのコミュニケーションを通じて解消することができます。歯医者は患者さんの状況に応じ、最善の治療法を提案してくれるので、恥ずかしさや恐れを乗り越え、適切なケアを受けましょう。

なかなか歯医者へ足を向けられない場合に知っておきたいこと

歯がボロボロになっても、歯医者に行くのをためらってしまう人は少なくありません。しかし、近年の歯医者は技術の進歩や運営方法の変化により、歯医者に通うハードルが下がっています。

 

歯医者に通うことを躊躇している方は、以下の3点を把握しておいてください。

【知っておきたいこと】

  • 技術の進歩で痛みが少ない麻酔・治療を提供している
  • 硬質レジン前装冠
  • CAD/CAM

それぞれ詳しく解説していきます。

技術の進歩で痛みが少ない麻酔・治療を提供している

現代の歯科治療では、患者さんの不安を解消するための工夫がされています。痛みを大きな障壁と感じている方には、注射の痛みを感じさせない「マイクロニードルパッチ」のような新しい表面麻酔技術が導入されています。

 

さらに、リラックス状態で治療が行える、静脈内鎮静法に対応している歯医者もあります。痛みや治療に対する恐怖心が強い方にとって、大きな支えになるでしょう。

費用面でも相談が可能

治療費に関しても、初診時に伝えれば歯医者側が治療プラン別の概算費用を事前に提示してくれます。そのため、患者さんは治療にかかる費用の不安を和らげ、計画的に治療を進めることが可能です。

 

また、自由診療の場合は、追加費用やトラブル時の対応などを書面に残し、しっかりと確認することが大切です。

駅チカ・土日対応の歯医者も増えている

土日や平日の夜間に診療を行っている、駅チカの歯医者なども増えているため、忙しい方でもスキマ時間を利用して通院がしやすくなっています。インターネットやLINEから気軽に予約ができるケースも多く、アクセスの利便性も向上しています。

 

事前に情報を確認し、自分に合う歯医者を見つけられるようにしましょう。

 

【歯がボロボロになってしまった方向け】歯医者を選ぶ際のポイント

歯がボロボロになってしまった方は、以下3つのポイントを押さえて歯医者を探しましょう。

【ポイント】

  • 重度の虫歯・歯周病治療に対応しているか
  • 充実した設備が整っているか
  • 丁寧にカウンセリングしてくれるか

具体的に、どのような部分に注目すべきか見ていきましょう。

ポイント①重度の虫歯・歯周病治療に対応しているか

深刻な虫歯や歯周病は、単純な治療ではなく、専門的なアプローチが必要となります。歯の根まで達している虫歯の場合は、根管治療が必要になることもあり、高度な技術が求められます。

 

また、歯周病が進行している場合には、歯を支える骨を再生させるための治療が必要になることもあります。そのため、重度の虫歯・歯周病に対応しているかどうか、事前に歯医者のウェブサイトや口コミなどで確認しましょう。

ポイント②充実した設備が整っているか

治療時の痛みを軽減するための最新麻酔技術や、患者さんの快適性を考慮した治療機器が整っているかどうかも重要なポイントです。例えば、マイクロニードルを用いた表面麻酔や、電動の麻酔器を使用した無痛治療、静脈内鎮静法を採用しているかどうかを確認すると良いでしょう。

 

また、歯医者が怖くて通院をためらっている方には、笑気吸入鎮静法が可能な歯科医院を選ぶのも一つの方法です。

ポイント③丁寧にカウンセリングしてくれるか

特に歯の状態が著しく悪化している方は、治療計画や費用の説明を丁寧にしてくれる歯医者を選ぶことが重要です。適切なカウンセリングを通じて、患者さんが治療内容を理解し、納得して治療を受けることができるかどうかが成功の鍵を握ります。

 

プライバシーを尊重し、個室でカウンセリングを行ってくれる歯医者であれば、周りの目を気にせずリラックスして相談できるでしょう。

 

関連記事:歯医者の選び方とコツとは?注意すべきポイントもチェック

歯がボロボロになってしまった方からのQ&A

歯がボロボロになってしまった方から、以下のような質問をされることが多いです。それぞれ回答していきます。

Q.治療開始後にすぐ歯を抜かれませんか?

当院では、患者様一人ひとりの状況を丁寧に評価した上で、最も適した治療法を選択しています。治療の初めに抜歯を行うのではなく、可能な限り歯を保存する方向で治療計画を立てます。

 

痛みが激しい場合や緊急性が要求される状況では、応急処置を優先することもありますが、それについても事前に患者様にしっかり説明し、同意を得た上で処置を行います。

Q.治療の方針や費用について説明されますか?

当院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、検査結果を基にした治療方針や、それに伴う費用の概算を説明しています。治療が始まる前に、費用の見積もりを明確にし、患者様が納得していただけるまで丁寧に話し合いを行います。

 

意思決定は患者様自身が行うものであり、当院は患者様が十分に理解した上で治療を進めるよう心掛けております。

Q.他のクリニックで断られても治療してもらえますか?

当院では、他院で治療を断られたケースであっても、積極的に治療を受け入れています。重度の虫歯や歯周病であっても、専門の知識と経験を持ったスタッフが対応し、可能な限り最善の治療を提供いたします。

 

患者様のかかりつけ医とも連携を取りながら、全身の健康状態を考慮した安全な治療計画を立てることも可能ですので、どうぞご安心ください。

歯がボロボロでも気にせず歯医者に行こう

いかがでしたでしょうか?歯がボロボロになってしまっても、適切な治療を受ければ口内の健康を取り戻すことができます。この記事では、抜歯を避ける方法から抜歯後の選択肢まで、さまざまな治療方法をご紹介しました。

 

たとえ歯がボロボロになってしまっても、ためらわずに歯医者に行きましょう。自然治癒できない歯は、歯科医に見せて治療する必要があります。今以上に悪化させないためにも、早めに受診するようにしてください。

 

世航会デンタルオフィスでは虫歯治療から予防歯科、歯周病治療まで、歯科治療を幅広くご提供しています。不安なく治療を受けていただけるよう、カウンセリングもしっかりと実施。歯が痛いと感じられている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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